「福祉の島へ- 大島で学ぼう」ご報告
10○10○に大島町開発総合センターで開催しました「福祉の島へ- 大島で学ぼう」は共催のUNIVER-CITY OHSHIMA(UCO)さんのご尽力のおかげで多数の後援・協力を賜り多くの方にご来場いただきました。WE LOVE OHSHIMAシリーズが島で馴染み、今までのGUの企画とは違った雰囲気で島の方たちが主体的にご協力してくださったりなど、UCOさんの地元での役どころが着実に基盤となっています。GUの役どころは、ゼロポイントでありながら、グローバル・ユニバーサルなエッセンスを保ち、各UNIVER-CITYとコオペレーションしていくこととあらためて認識した次第です。シンポジウムでは、小さい規模ながらも個性に応じた福祉を「お互いさま」の視点で従事する方々の貴重な声が響きました。社会の変換はひとりひとりの意識の変化と行動から生まれることを改めて実感し、シンポジウム開催の意義を感じました。
<お寄せいただいた ご感想>
・ 皆さんの発言、提言、参考になるものがありました。福祉とは何か。あらためて考えて行きたいと 思います。 大島が世界へ発信しうるものを持っている。(昔から大きなもの小さなもの)適正な場で色々な施設などがまじりあっている。教育と福祉—キーワード里山—福祉、昔から地域で暮らしてきているのが日本、これが大島に雰囲気としてそういうものが濃く残っていると感じている。大島への愛情= 豊かな自然、キョン、サル、リス。長時間大島生れ、大島育ちの人々と新たに大島に住むようになった人々の、都会と違っておとなり同志の距離が遠い。
・ 河野さんのお話はとても心に浸みました。生活すべてが「共生」を体現されていること、強い信念がなければできないことだと感じました。でも、それぞれの人がお互いに精一杯生きていくこと、 それが「福祉」の姿なのかなと思いますので、私のできることを私なりにみんなと一緒にやっていきたいと改めて思いました。
・ 私も精神障害者と言われています。その一方で看護師として病院勤務復職を友人から促されています。ただ自分に精神科医療や福祉に対して狭い考えをもっていて抵抗感がありました。しかし今日お話を聞いてもっと広い視野で福祉をとらえることができるのではないかと思うようになりました。 河野修三さんの“自分自身が自分の人生をどう選択していくのか”が重要だとの言葉で私も自分の人生を自分で切り拓いていこうと思えるようになりました。ありがとうございました。「コトノネ」 の言葉が印象的でした。
・ 焦点がはっきりせず、せっかくの島外から来てもらった方々の貴重な体験が生かせないのでは。この講演では一体何をやりたかったのでしょうと、残念に思います。思いはわからなくないですが・・・ (銅板レリーフってなに?意味わかりません。パンフレットにもその点もかんたんに記してくれれば。)
・ 福祉について、総合の授業で子どもたちと話し会ったことを思い出しました。「健康福祉でまちづく り、30 年後のオイラの島」今日の講演、パネルディスカッションを聞いて、また、取り組んでみたくなりました。私も齋藤先生のようにがんばっている方たちの少しでも役立てるように、退職した ら・・・と考えています。
・ お年よりにはとくにめぐまれた島のように思います。くぼいちさんに木よう日にはお世話になり足湯をしていただいたり感謝いっぱいです。本日は色々とすばらしいお話を有りがとうございました。
・ 今日は色々と勉強させていただきました。こんなに皆さんから世話になっている身。これからもよろしくご指導をお願いいたします。
・ 主人の認知がきっかけで福祉の事を考える様になり、今日の講演は意味あるものでした。ヘルパー の資格を生かし地域の皆さんのお力になれたらいいなと思っています。
・ 「福祉が利用者が中心の福祉を目指して行く」参考になりました。
・ 大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。大島へ移住して2年、農業を主体に地域でできる事を模索している所です。親が残してくれた土地で、土いじりできる幸せを実感しています。
・ きちょうなお話でした。現場で活動されている方々の声今後も聞かせていただく機会があるとありがたいです。みなさん本当にありがとうございました。
・ 「福祉の島へー大島で学ぼう」すばらしい提案!!ありがとうございます。発信の場に立ちあえてヨカッタです。
・ 福祉を通じて、大島を良くしようという意欲的な企画に賛同します。私も微力ながら、がんばりたいと思っています。
・ 大島在住の者です。本日はこのような企画をしていただき参加させていただきありがとうございま した。弱者が生き生きと過ごせる島になることを願っております。
・ 長年大島に住んでいる者として人とのかかわり方のむずかしさを感じます。一人一人が自立をめざして毎日を楽しめるようにしたいと思います。このような会に一人でも多くの方が出会う事を希望します。
・ 多様な話が聞けて良かった。聴衆の中に、若い人が数人いたものの多くは高齢者と見受けられた。 (若年者〜)中年者がもっと興味をもち、参加するようにするためにはどうすれば・・・
・ 福祉の島「大島」と言われると住民としてはそうかな?と思う事がたくさんあります。でも今日のお話は福祉のあり方を考えるうえでとても勉強になりました。ありがとうございます。
・ 何だろう、この違和感。“福祉の島”?“支え合いのあたたかい島”?“島で暮らすことは幸せなこ と”?・・・ホントかな?自分の感覚が狂っているのだろうか。福祉にとって行政は役に立たない のか?福祉と防災は似たところがあって“自助”“共助”“公助”が基本にあるのではないか。“自助” “共助”だけでは福祉は成り立たない“公助”も必要。“公助”をきちんとさせることも福祉の運動ではないか。
・ このような企画も続けて欲しい。この自然にめぐまれた大島で新たなる福祉の創造ができそうです。 福祉施設で入居者とも協力して、完全自給自足は無理としても、なるべく、自立で生活できていけ るような仕組みも考えていきたい。福祉事業において経済的にも付加価値も創造できたらと思う。 認知や障害がある人生は、個々人の身体、精神を含めた全体のうち、そのような状態が出ていると いうことで、支援する側はそういうものとして分別し対応する、この考えが福祉における根本的な 間違いではないかと思う。支援する側も支援される側も互いに学び合うという姿勢が必要だと思う。 人類全体で見れば障害を持って生まれる子どもも、遺伝的欠陥などあるマイナスな面を引き受けて くれているのだと思う。現代の福祉事業では被支援者から「学ぶ」という姿勢がなさすぎる、何を 勘違いしているのだろう。