Interviews
UNIVER-CITY KAMEOKA 寺町 亜希子さんインタビュー
-「UNIVER-CITY KAMEOKA として、普段どのように取り組んでいらっしゃいますか。
GUの実践のコアにもありますけど、EDUCATION FOR LIFE (EFL)を活動の趣旨として、地域の多世代の方々や自然との交流を通じながら、笑顔があふれるような地域や地球社会の共創をしています。
- 具体的には京都府亀岡市での活動ということですか。
はい。亀岡に住いながらですけれど、UNIVER-CITYですので、どこという場所を問わずに、今いるところから様々なフィールドへと伝わっていくような活動の起点というところを大切にしています。
- EFLを中心に、自然と共にということでしたが、そのような活動を行うきっかけというものは具体的に何かありましたか。
そうですね。やはり、未来世代の子どもたちに、美しくゆたかな地球社会をつないでいきたいという、母としての深い決心がきっかけだと思います。
元々環境教育に関わっていたり、阪神大震災という災害も経験し、人間の在り方や社会の仕組み自体に問題意識を持っていたので、様々な団体に関わって来ましたが、活動と趣旨が一致すると感じられなかったり、社会が本当に変わっていく可能性を感じられなかったこともあったのですが、自身の学びを深める中で様々な転換を経て、自然とGUとの出合いがあり、絶妙な流れで2016○にUNIVER-CITY KAMEOKAも始まったというところがあります。
- UNIVER-CITY KAMEOKAさんにとって、GUのミリョクとは何かありますか。
GUのミリョクは本当に沢山ありますね。まず、こういう地球社会になったらいいなと思っていることを、既に、会員さんや共創コアの方たちと共に
NPOとして実現されているなという感じがします。何か遠い未来にある理想郷に向かって、こういうふうにしていこうと一生懸命やっていく感じではなく、もう既に実現しているというフィールドを創られているなというところはすごくミリョクだなと思います。
あと、ここでの学びは、いのちの本質が中心にあるので、誰もが関われる学び。国とかそれぞれの背景など関係なく、みなさんが集える場だと思いますし、学びもとてもシンプルだと思います。
一つのポイントの転換が自然と波及して全体に働いていく流れがあるので、無理がない感じがします。すごくシンプルで天然な感じがとてもいいなと思います。
それに、全国各地に会員さんがいらっしゃるので、地元に根ざした本来的な取り組みを共に学べたり、ハワイやラダックなど世界中の方々とのゆたかな交流がありますし、本当にローカル・グローバル・ユニバーサルのミリョクが満載だなと思います。
- 今の内容と重複するかも知れませんが、GUで学べたこと・学んでいることとして特に挙げるとしたら何かありますか。
やはり、GUの趣旨にもなっていると思いますが、「地球に存在することの本質の学びと実現」ということかなと思います。
それを実現する起点になっている「わたし」という存在。その存在を通じて、ゆたかな地球社会を実現していくということ。
一見小さな存在と思えるんだけれど、そこの学びを深めていくことで無限の可能性も拡がっていくということを学ばせて頂いていると思います。
- そういう学びが、普段のUNIVER-CITY KAMEOKA さんとしての働き方に生かされているとしたら、どのようなカタチで活かされていますか。
お米作りを通じた自然体験や、市のまちづくり事業にも関わらせて頂いているんですが、どのような場においても、EFLのコアにあるLife Fulfilled(充ち足りた生)を中心に置きながら、そこから発振していくということや、様々なコミュニケーションの中で、言葉や感情や行動がどのようなところから発振されているのかについて思いを馳せながら、地球社会の共創に、「わたし」を通じて、よりゆたかにつながっていくように意識をしながら関わらせて頂いています。
-意識が伝わっていくということですね。
では、UNIVER-CITY KAMEOKAさんにとって、または寺町亜希子さんにとって楽しいことは何ですか。
日々の生活全てが楽しいなと思います。美味しい食事を囲んで交流したり、自然の中で歌を歌ったり、自然を愛でたり、お米づくりであれば、親子との和気藹々としたゆたかなコミュニケーションは楽しいですし、目の前の出来事から学びを深めることや、それをみんなと共有して互いに歓び合えることはとても楽しいですね。
- どのようなことを慈しんでいますか。
子供たちとのいのちの対話であったり、成長を慈しんでいます。愛犬と散歩をしながら、季節の移ろいであったり、目の前の風景の中にいのちの働き、時間を超えた森羅万象の営みに思いを馳せたり、自分が普段疑問に思っていることや探究したいことを歩きながら思索する中で、はっと閃いたり、自分の中にストンと腑に落ちたり、そういう時間ってとてもゆたかだなと思いますし、慈しんでいますね。
- あなたのライフワークは何でしょうか。
ライフワークは、GUでも学んでいますが、フィールドシップを通じて、こころゆたかな地球社会を共創していくことだと思います。
- ライフワークを、UNIVER-CITY KAMEOKAさんとしても行っているということですね。
はい。そうですね。