EDUCATION FOR LIFE

ラダックでの体験

北インド・ラダックの砂漠の中にあるオルタナティブスクールにボランティアとして滞在し、交流しました。まさにEFLの息づきを発見する、生きた学びの学校滞在となりました。

学校の活動のどんな場面にも、Life CareLife SkillsLife Wisdom Life Awarenessが含まれ、相互に作用しながらゆたかな学びの場、暮らしの場がつくられています。

 1000年以上続く循環型伝統社会のラダックでは、インド政府の教育方針により、首都デリーからくる教科書の内容がラダックとは関係のない環境、文化を教え、テストもラダック語でなく英語で出題されることになった当時は、95%以上の生徒が進級試験に合格しない事態となりました。その為、市民の手でラダックの教育改革が始まり、子どもたちのために寄宿制のオルタナティブスクールが設立されました。(Life Care) 

校舎はその土地にある木や石などの資源を利用し、伝統的な建築方法で手作りされました。環境問題への取り組み、オーガニックの野菜づくり、コンポストトイレ、堆肥づくり、牛の世話、ミルク搾り、井戸の水やインダス川から引いた水を利用。ソーラーパネルやソーラークッカーによる100%太陽エネルギーを使用、リサイクへの取り組み、食事づくり、掃除、学校の運営など、生活の全てが役割分担され生徒たちの手で営まれています。(Life Skills)

ラダックの村からの進級できなかった10代の若者たちが生徒。先生は主に世界中から集まるボランティア。共通言語は英語。伝統社会ラダックの生徒と、世界各地からのビジターが、相互に学び合っています。ともに学び、働き、遊ぶ、生きた暮らしの場。様々な課題に取り組みともに成長する、大きな家族のような学校は、安心感、自分への信頼、生きる力を育みます。(Life Wisdom) 

自分自身を発見する。自分が本当にしたいことに気づく。学び・体験・気づきの中から新しい展開が生まれ、学校自体も成長していきます。一方で、経済開発、伝統文化の欧米化が進み、環境問題を始め様々に深刻な社会問題が増え続けています。地球的視野で問題解決に取り組み、既存の町に代わる美しい町(マウンテン・ユニバー・シティ学園都市 )をつくるため、その起点となる、オルタナティブな大学づくりが始まっています。(Life Awareness)

いつも、今のど真ん中にいる。太陽や星々の輝きのように。一人一人の充ち足りた生が、その中心にあります。(Life Fulfilled)